体と対話して自分の世界を創っていく

体と対話して自分の世界を創っていく

もし、風邪をひいた人が隣に来たら、皆さんはどうしますか?

つい、「風邪がうつる!」と心配してしまう方も多いのではないでしょうか。

ときに私たちは、体の意思に関係なく、「風邪の人が近くにいるとうつる」というように世間一般の概念を採用してしまうことがありますよね。

しかし、その際に“体の声”を聞いてみたことはありますか?

もしかしたら、「大丈夫、心配ないよ」と言ってくれているかもしれません。

なぜなら、そもそも菌が入ってこられないくらい強く、結界が張られている状態、もしくは周波数が違えば菌は入ってくることはできないからです。

それなのに、私たちの不安が抵抗力を弱め、また、風邪に焦点を当て続けている意識がその現実を創り出し、結果的に風邪をもらってしまうこともあるようです。

このことに関して、ある女性のお話が面白かったのでご紹介します。

女性は、隣に座った知人がゴホゴホと咳き込み熱もあると言うので、体調を尋ねてみたところ、「感染力のある不調だが仕事でどうしても出てこないといけなくて……」と答えたそうです。

女性は、「自分にうつったらどうしよう」という思いが一瞬起こったそうです。

ところがすぐに、「私がそれを許可しなければ大丈夫」という確信と同時に、「外側で起きていることを自分の世界に展開させるかどうかは自分が決めていい」という思いが湧き起こったといいます。

その思いの通り、女性は不調をもらうこともなく、元気いっぱいで過ごせているものの、「もしあの時他人の不調に意識を取られていたら、不調をもらっていたかもしれません」と話していました。

もちろん人は、必要なときには風邪をひいたり、不調になったりします。体に菌が入ったら、咳や鼻水や熱を出したりして、元の健康な状態へ戻そうとする働きがあるからです。

この女性の場合は、普段から自分の体との対話を大切にしているそうです。そのため自分自身の状態がよくわかり、今必要なもの、今不要なものを感じ取ることができると話していました。

だから感染力のある不調の知人が隣にいた時でも、体と対話をしていて、自分まで不調になる必要がないことがわかっていたのでしょう。

こうした体の声を聴く感覚を捉えられるようになっていくと、外側で起こっていることに必要以上に怖がらなくてもいいこともわかるようになると思います。

私たちは、本来健康です。それは、体が私たちを守り、働いてくれているからです。

その体が十分に働けるようにするためには、不安や恐れを持ちすぎず、意識の使い方を知ることがとても大切なことなのでしょう。

意識の使い方については今後もコラムの中で書いていきますので、ぜひお読みくださいね。
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