100パーセント天然素材のヘナを求めて

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森田要さん

1958年、山梨県生まれ。美容師。
美容室 kamidoko(カミドコ)代表、化粧品販売会社・株式会社ラクシュミー代表取締役。

1978年東京マックス美容専門学校卒業後、修業期間を経て、1984年独立、南青山に美容室を開業する。1998年インターネット通販でヘナやシャンプーなどの販売を開始。おもな著書に『トリートメントヘアカラー ヘナ』(学陽書房)、『美髪再生』(メタモル出版/筆名塩田鹿納命)、『新版 なっとく!のヘアカラー&ヘナ&美容室』(彩流社/共著)、『最高のヘナを求めて 髪を美しくする奇跡の植物』(芽花舎)、『アーユルヴェーダの驚きの果実 アムラの真実』(彩流社/監修)『髪 あるがままの美しさを求めて』(芽花舎)などがある。

 


 

 

私は南青山で美容室を営んでいます。そのかたわら週3日は地方でワークショップを開催し、100パーセント天然植物の髪染め「ヘナ」の普及に努めてきました。ヘナを使った施術は30年程前から始めました。

 

当初は材料のヘナをインドの複数の業者から直輸入して使用していましたが、品質については正直不満もありました。農場で収穫されるヘナの葉はほとんど農薬の必要もないものなのですが、収穫・乾燥して粉末加工される際に小規模な零細工場が多いこともあって、衛生管理状態に問題があります。輸入後に国内で顕微鏡チェックすると、かなりの雑菌が混じっていることもありました。また、業者によっては鮮やかなグリーンに見せるために、化学薬品の混ぜ物をしているなど悪質なところもあります。働いている人たちの健康を侵しかねない劣悪な現場もあるのです。

そのような中、高品質で安全なヘナを求め、探し回っていたところ、オーガニックにして衛生管理も行き届き、かつ労働者の健康や地域の環境にも配慮して製造しているというCNP社に行き当たりました。ヘナだけでなく、他の薬用植物多種類を管理農場で無農薬・有機栽培している会社で、インド国内の有機認証だけでなく、フランス、EU、アメリカなどの認証も取っています。化学物質、酸化物、重金属、GMO(遺伝子組み換え作物)ほか健康や環境に害を引き起こす恐れのある成分は使わない、また動物実験もしていない、製造過程での水や土壌を汚染せず、太陽エネルギーを活用するなど、「究極の安全と安心」につながる製品を作っている会社でした。

僕はすぐに連絡を取って、その後、インドの製造施設も見せてもらいに行ったのですが、その衛生的な管理の徹底ぶりと、会長・社長のプラジャパティさん父子の熱い信念に触れ、深く心を動かされました。

 

インド CNP 社は、インドにおけるアーユルヴェーダ教育機関の中で最高峰と認められている、インド国立グジャラートアーユルヴェーダ大学院の薬用植物学修士号を所持するタルン・プラジャパテイ氏が率い、自社農園・自社加工場・自社研究所を所有しております。

世界各国の有機認証取得にとどまらず、オーガニックハーブのヘアカラー部門におけるフェアトレード認証取得(化粧品ジャンルで世界初)に成功した実績を誇る、世界的にも大変稀有な会社です。まさに地球の未来を見据え、業界をけん引する存在です。

また、CNP社は、植物への深い探究心と革新的な技術開発への挑戦を両立させることで、高品質な製品を多数生み出している企業です。酸化染料やHC染料、塩基性染料などの化学物質を一切使用せず、天然成分100%のヘナにこだわっています。また、動物実験を行わない姿勢を貫き、その認証も取得しています。設立当初からエコサート認証を受けており、有機栽培を徹底することで自然の循環を尊重し、環境にも人にも優しい企業理念を追求しています。さらに、農村の貧困を救済し、農民の教育にも携わるなど、地域活性化にも力を注ぎ、すべての人がいきいきと暮らせる社会の実現を目指して取り組んでいます。

世界品質と社会的責任の両面で信頼を得て、「究極の安全と安心」につながる製品を作る会社。それがCNP社です。

この地球が持続可能であること、生きとし生ける全てのものに安心安全であることを追求しています。

欧米の最新基準に基づく雑菌処理を徹底し、蒸気滅菌システムや窒素冷却粉末化技術を採用することで、「作りたて」の新鮮なヘナをお届けしています。
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